新しい名字と共に歩む、私の小さな幸せ

過去に苦い思い出を持つ私にとって、名字はただのラベルではありませんでした。中学時代のイジメ、それを超えた友情、そして社会人としての挑戦。多くの試練を乗り越えた後、新しい名字を得た瞬間、私は本当の意味で「幸せ」と感じることができました。

中学時代、私は内向的な性格と眼鏡のために、いじめの対象となりました。そして、犯罪者と同じ名字を持つことが、さらなる悩みの種となりました。この経験は、私にとって名字が単なる苗字以上の重荷となり、自分自身を否定する理由となりました。

しかし、高校に進学し、同じような趣味や性格の友人たちと出会ったことで、徐々に自信を取り戻していきました。高校時代は、かつての辛さを忘れさせてくれる、楽しい経験の連続でした。そして、私の夢であったソーシャルワーカーへの道を歩むことに。

社会人生活では、恋愛や仕事での挑戦、そしてうつ病との戦いなど、様々な経験をしました。それらを経て、35歳で現在の夫と出会い、淡々とした交際を経て結婚しました。結婚後、新しい職場での人間関係や仕事の調和を見つけ、心からの満足感を得ることができました。

結婚して新しい名字を名乗ったその瞬間、過去の苦しみから完全に解放され、「結婚したんだ、幸せだ」と心から感じることができました。新しい名字は、私にとって新しい人生の始まりを象徴するものとなりました。

名字が変わったことで、私は新たな自分を受け入れることができました。過去の自分も含め、全てを受け入れて前に進むことの大切さを知りました。名字一つで変わるわけではありませんが、それが私にとって大きな意味を持つ小さな幸せなのです。

皆さんには、人生の転機となった小さな瞬間はありますか？どんな時に「幸せ」と感じますか？この旅の中で見つけた、自分だけの幸せを、ぜひ共有してください。